あの人気2.5次元女優がまさかの水着に……! しかもテーマは1932年のロサンゼルス五輪!?
人気原作の舞台に多数出演! 2.5次元で意識すること
――意図せず知的なインタビューになってしまったので、肩の力を抜きましょう。五輪も近いですし、今回の撮影に絡めてスポーツは得意ですか? 西葉 昔は苦手でした。まぁ、今もたぶん苦手ですけど……。学校の体育でやるようなスポーツでいうと、水泳以外は全般的にダメでしたね。でも、今は舞台でアクションを超やっているので、運動神経も少しは良くなった気がします(笑)。 ――5月には『アサルトリリィ』シリーズの舞台にも出演されました。 西葉 4年くらい参加しているシリーズ作品で、『アサルトリリィ』はゲームのCV(声優)も担当しています。船田初というキャラクターをずっと演じさせていただいています。 ――スピンオフもある人気作品ですが、原作はアニメなのですか? 西葉 もともと、アクションドールから始まって、そこから舞台が先行するかたちで展開され、小説やアニメ、ゲームへ派生していったシリーズですね。 ――なるほど。西葉さんはいろいろな文学に触れてきた経験が、現在の仕事にも生きているようですが、女優として活動を始める具体的なきっかけはなんだったのでしょうか? 西葉 アイドルグループ時代からたまに舞台はやらせてもらっていました。そして、17歳のときに、小さい劇場で上演した『春の目覚め』という作品に参加したのですが、そこで『お芝居、楽しいかも』と初めて思ったんですよね。 ――今では『鬼滅の刃』や『Dr.STONE』、『ラブライブ! 』など、いわゆる2.5次元作品で役を演じられることも多いですが、そこで特に意識していることはあるでしょうか? 西葉 2.5次元というのは「最初の印象づけ」が大事だと思っているので、初登場シーンは大切にしています。そのキャラクターの雰囲気や、声のトーン、息遣いはかなり意識していますね。 ――逆にいうと、ほかの部分は普通のお芝居と変わらないのですか? 西葉 「第一声」でファンの心をうまく掴めれば、そこからは『観客がわたしをそのキャラにしてくれる』といった感覚ですね。2.5次元もストレートプレイ(歌を使わない演劇)もミュージカルも、お芝居という点では基本は変わらないと思います。プラスαの部分はそれぞれジャンルで違いますが、飽きなくて楽しいですよ。 ――それでは、最後に今後の目標をお願いします。 西葉 4月27日で25歳になったのですが、いろいろなジャンルのお仕事もさせていただいて、常に新しい挑戦ができるので充実しています。あまり目標とか夢とか立てないタイプなのですが、これからも一歩一歩、大人になれたらいいなと思っています。 ――ちなみに、今回の撮影が“24歳、最後のグラビア”になりそうですよ。 西葉 確かに。これが24歳のわたしが収められた最後の作品になりますね! (文/伊藤綾)
週刊現代(講談社)