あの人気2.5次元女優がまさかの水着に……! しかもテーマは1932年のロサンゼルス五輪!?
---------- 今を時めく美女たちが名作文学に挑むグラビアシリーズ「グラビア文学館」。 本シリーズの最新作である『オリンポスの果実』が好評配信中だ。出演しているのはアイドルユニット「きゅい~ん'ズ」を卒業後、2.5次元作品などの舞台や特撮テレビドラマでも活躍中の演技派女優・西葉瑞希だ。 田中英光の同名小説をテーマにした今回のデジタル写真集は、戦前をイメージしたトレーニングウェアだけではなく、ロサンゼルスに行くまでの船上、そして杏の実など、原作を読んだことのある者はニマニマし、読んだことがない者も写真で楽しめる一冊となっている。 そんな同作で、「主役」を演じた西葉瑞希の正体を深掘りしていきたい! ---------- 【写真】可憐すぎる…西葉瑞希の「神ボディ」
グラビア撮影とカメラマンの相性
――「週刊現代」に初めての出演となった西葉瑞希さん。今回の撮影はいかがしたか? 西葉瑞希(以下、西葉) 楽しかったです! カメラマンの前康輔さんにも、久々に会えましたしね。 ――「週刊プレイボーイ」(集英社)でデジタル写真集を撮ってもらったんですよね? 西葉 デジタル写真集もそうですし、誌面でも撮ってもらっていました。 ――やはり、カメラマンとの相性はあるものですか? 西葉 あると思います。前さんは気さくで話しやすくて、いい意味であまり撮影という感じがしないんですよね。
チェーホフも語れる「超」文学系女優
――今回のデジタル写真集は、1940年に発表された小説『オリンポスの果実』をコンセプトにしております。この作品はご存知でしたか? 西葉 タイトルは聞いたことありました。わたし、小学生のときから図書室にいることが多かったんです。 ――なるほど。それでは、普段から読書するんですか? 西葉 そうですね。時間があるときに小説を読みます。一気に読み終わらないと気が済まないタイプで、ちびちび読みができないんですよ。だから、まとまった時間があるときにガッツリ読んで、現実逃避ではないですが、作品の世界に浸ることが好きですね。特に凪良ゆうさんの小説『流浪の月』(東京創元社)が大好き。アントン・チェーホフなどの戯曲も、周りに比べたら読んできたほうかもしれません。一番好きな戯曲はヘンリック・イプセンの『人形の家』です。 ――もともと、戯曲や舞台作品自体への興味が、今のお芝居のお仕事につながったのでしょうか? 西葉 あまり意識はしてこなかったのですが、言われてみればそうかもしれません。戯曲は「ト書き」形式のため、台本を読んでいる感覚で、小説よりもサクサク読み進められるんです。ただ、ウィリアム・シェイクスピアだけは、難しくて何度読み返してもわからないところがあります。 ――シェイクスピア作品は名台詞が多いイメージですが、訳者との相性もあるんですかね? 西葉 どうでしょう? でも、以前お世話になった演出家の方が手がけ、友達も出演していた『Casual Meets Shakespeare』という、シェイクスピア作品を理解しやすいように噛み砕いた劇を観に行ったんですよ。そこで、改めて『オセロー』を観たところ、めちゃくちゃわかりやすくて、おもしろかったです。 ――水着のデジタル写真集のプロモーション記事とは思えない内容になってきましたが、どうします? このままシェイクスピアの話を続けましょうか? 西葉 いや、最近シェイクスピア作品に触れたエピソードはそれくらいですよ(笑)。