社宅が古く害虫に困っています。月5万円の物件を見かけたので給与でどうにかなりそう。自分で借りると負担は重いでしょうか?
福利厚生の一環として社宅を用意する企業も多く、入居中であったりこれから入居を検討していたりする人もいるのではないでしょうか。社宅によって築年数はさまざまですが、なかには古さが理由で害虫が出るといったトラブルが起こるケースもあるでしょう。 快適に暮らすために賃貸物件へ引っ越しを検討するにしても、比較的賃料が安い社宅と比べたら毎月の支出が負担に感じるかもしれません。 本記事では、理想的な家賃は手取り月収に対してどのくらいなのかをはじめ、害虫に困ったときの対処法を解説します。
理想的な家賃は手取り月収の30%以内
害虫に困って賃貸物件の契約を検討する場合、単に「家賃が5万円で安いから」といった理由で決めるのではなく、負担なく支払っていけるかどうなのかを重要視しましょう。 また、家賃以外に食費や光熱費、通信費の支払いや、将来に備えた貯金も想定しなければなりません。それらを考慮すると、理想的とされる家賃は手取り月収の30%以内とされています。 手取り月収とは額面ではなく、社会保険料や雇用保険料、所得税や住民税などを控除した後の金額です。家賃5万円の賃貸物件で暮らすには、手取り月収が約17万円(手取り月収×0.3)を超えていることが目安になるでしょう。
社宅の害虫に困ったときの対処法
社宅の害虫に困ったときは、以下の対処法で乗り切ってみてください。 ・害虫の侵入経路をふさいで駆除する ・専門業者へ駆除を依頼する ・会社に相談する 社宅の害虫に困っていたとしても、すべての人が賃貸物件への住み替えができるわけではありません。賃貸物件を借りるには費用負担が大きいといった理由で社宅に住み続けなければならない場合、状況を改善できるかどうかを優先して検討しましょう。 ◆害虫の侵入経路をふさいで駆除する 社宅の害虫に困ったときは、部屋にいる害虫を駆除するだけでは解決になりません。害虫が部屋に入ってこないように侵入経路を特定してふさがなければ、新たな害虫が部屋の中に入ってくるからです。 害虫が部屋に入らない状態にすれば、最低限の回数で駆除を行えるので、繰り返す手間を省けるでしょう。害虫の侵入経路が何処なのか分からない場合は、以下を重点的にチェックしてみてください。 ・玄関 ・窓 ・排水管のパイプ ・排水口(キッチン、洗面所、風呂場、ベランダなど) ・エアコンの開口部や室外機のドレンホース ・通風孔 ・換気扇 害虫の侵入経路を特定したら、ホームセンターなどで取り扱っている駆除剤を購入するなどしてみましょう。また、玄関や窓を開けっ放しにしないといった対策をするだけでも害虫の侵入を防げます。 ◆専門業者へ駆除を依頼する 仕事が忙しくて害虫を駆除する時間がない、侵入経路を特定できない、害虫が苦手で自分で駆除をするのが難しい場合は、専門業者を利用するのも方法の一つです。専門スタッフが特殊機材を使用して徹底的かつ素早く駆除を行います。 駆除の内容や依頼する業者によってかかる費用は異なりますが、事前に現地見積もりを行うことがほとんどです。費用を確認し、納得したうえで依頼するかどうかを判断できます。 ◆会社に相談する 害虫に困った場合、社宅を管理する人事にその旨を相談してみてもよいでしょう。社宅の老朽化によって害虫に困っている場合、駆除にかかる費用を貸主である会社側が負担するケースもあるからです。 また、賃貸借契約終了時に原状回復を行う義務を負いますが、借り主に責任のない損傷、普通に生活をするに当たって発生した損耗、経年劣化によるものは修繕する必要がありません。