【UFC】米ESPNがYouTuber朝倉海を紹介、ファン「彼がUFCに参加するのを何年も待っていた」、海は未来との路上スパーリングを公開し「兄貴に突然呼び出されてやったこのスパーリングがきっかけ」
米国でUFCを放映するESPNがSNSで、YouTuberとしての朝倉海(JAPAN TOP TEAM)をたて続けに紹介している。 【写真】様々なプレッシャーはあるが鬼のメンタルで試合へ向かう朝倉海 2024年12月7日(日本時間8日)米国ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催される『UFC 310: Pantoja vs. Asakura』(U-NEXT配信)で、フライ級王者アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル・ATT)に挑戦する朝倉は、今週からのファイトウィーク前の11月18日から現地入り。個別にメディアの取材にも応じている。 すでに追い込みは追え、「最後の1週間はそんなにハードにやらない」というなか、現地メディアの取材は18日の時点で、「既に滅茶苦茶ある。毎日(取材が)パンパン。メインイベントってそういうことなんだろうなと。でもいかに海外のUFCファンに俺っていう存在を知ってもらうか。よりメディア対応にも力が入っていて、練習・メディア・練習・メディアと。でもすべてこなして勝ってチャンピンになりますから。俺ならできるでしょう」と、自身のYouTubeで明かしていた。 そんな取材攻勢のなか、2025年年末まで米国でのUFCの独占販売・配信の大型契約を結んでいるESPNは、チャンネル登録者数136万人を超えるYouTuberとしての朝倉海を紹介。 30日に、4年前に投稿された『格闘家が秋葉系オタクに変装してポイ捨て注意したら喧嘩になった』をESPN MMAのインスタグラムで英語字幕をつけてアップすると、視聴者から「朝倉海が路上で見知らぬ人にいたずら」「彼はむしろ彼をパンクさせたように見えるが、prank(いたずら)はクールだ」「これをYouTubeで見た覚えがある(笑)。海がシャドーボックスでウォームアップして、男が後退するところが好き」「彼がUFCに参加するのを何年も待っていた」などのコメントが並び、すぐに1.8万人が「いいね!」を示すなど、ライト層にも朝倉海のパーソナリティが伝えられた。 そして12月1日には、朝倉が2022年にラスベガスのシンジケートMMAで、現UFC世界バンタム級王者のメラブ・ドバリシビリとテイクダウンまでのシュートボックスのスパーリングをする動画もESPNが連続投稿。ドバリシビリのテイクダウンをディフェンス、あるいはスクランブルする朝倉の動きに、「この2人は、それぞれの弱いところで本当に助け合うことができる」「海が勝つことを願っている、新鮮なマッチアップを得ることができるから」などのコメントがつき、ドバリシビリ本人からも「海は私の兄弟です」とのメッセージが寄せられている。 いよいよファイトウィークに向かう朝倉は、ラスベガスのレッドロックでのラントレ画像をアップし、「ラスベガスの標高にも慣れて、スタミナも問題無し!」と投稿。「初めてのことが多くて不利とか、俺からしたら全く関係ない。この状況を楽しんで相手をぶっ倒すだけ」と、強いメンタルと万全の体制で挑むことを記している。 そして、13年前の朝倉未来との「路上スパーリング」をあらためて公開。 「18歳の頃に兄貴に突然呼び出されてやったこのスパーリングがきっかけで格闘技を始めて、一週間後に世界王者と戦うところまでたどり着いた。夢を持つこと、その夢を叶えるために努力し続けること、支えてくれる人への感謝、忘れないことの大切さを今回の試合でみんなに届けるよ」と、原点から努力の軌跡を振り返り、タイトルマッチの決意を示している。 試合まであと1週間。日本人初のUFC世界王者を目指し、朝倉海は最強王者に挑む。