【広島】打撃不振から1軍復帰の堂林翔太「結果で示したい」交流戦ラスト6戦から巻き返し
広島の堂林翔太内野手が10日、交流戦の最後2カード6連戦の西武戦(ベルーナD)、楽天戦(楽天生命)での巻き返しを誓った。開幕4番を務めながら、打撃不振で5月12日に登録抹消。今月9日に1軍復帰していた。 「状態は悪くないと思う。2軍でしっかり振り込んで、走り込んできた。与えられた場所でしっかり貢献できるように。結果で示したいと思います」 ウエスタンでは14試合で打率2割2分9厘、1本塁打、2打点という成績にとどまったが、8日のくふうハヤテ戦(由宇)戦で1号2ラン。新井監督は「高(2軍)監督、打撃コーチ(新井良)からも『いいよ』と推薦があったし、自分もチェックしていたけど、すごく良くなっている」と、昇格を決めた。 新井監督「ファームに行く前より、バットのヘッドが走っている。ヘッドが走っているから打球も強いし、いい感じでタイミングも取れている」 11日の西武戦からの6連戦では敵地で指名打者制のため、出場機会の幅も広がる。 新井監督「ドウ(堂林)も状態がいい。(指名打者での起用法は)ある程度、考えているけど、まだ固まっていない。いろいろ臨機応変に決めていこうかなと思っている」 チームは2位・阪神に1ゲーム差をつけて首位を走る。交流戦は、敵地でのソフトバンク戦こそ3連戦3連敗を喫したが、それ以外は直近2カード連続を含めて3カードすべて勝ち越し、6勝6敗。成績不振では3年ぶりだった2軍生活は「いい時間になった」という32歳を起爆剤に、17年以来7年ぶりの交流戦勝ち越しを目指す。
報知新聞社