巨人・秋広 4年目で初減俸 豪快打撃取り戻す!悔しさ糧にWLで「フルスイング」決意
巨人・秋広優人内野手(22)が6日、都内の球団事務所で交渉し、4年目で初減俸となる800万円減の来季年俸2450万円で契約を更改した。7日にはウインターリーグ参加のためオーストラリアへ出発。「しっかり振る。フルスイングすることを一番にやりたい」と本来の豪快な打撃を取り戻すことを誓った。 今季は26試合で打率・261。23年の121試合出場から大きく出番を減らし、10本を数えた本塁打を一本も打てずに終えた。魅力だった2メートル、100キロの体格からの強打が影を潜め、阿部監督からは軽打狙いに苦言を呈されたこともあった。 「プロ4年間で一番苦しい、悔しいシーズン。ビールかけにも参加できなかった。来季は主力として貢献できるように」 強い覚悟で臨む初めてのオーストラリアでの武者修行。12月下旬まで約1カ月半の滞在を予定し、同国への派遣経験を持つ亀井打撃コーチや橋本2軍打撃コーチには「絶対タメになるし、勉強になる」と説かれた。未知の環境でも「あんまり聞きすぎると面白くない」とあえて情報収集はしていない。「英語は…ジェスチャーとハートで頑張ります。物価が高いらしいので、年俸が下がった分、お金を使うのは控えようと。野球に集中します」。豪快な出費は大飛躍を遂げた時でいい。(青森 正宣)