ストロールに追突されてリタイアのリカルド、SC中の追い抜きで次戦マイアミGP3グリッド降格処分…踏んだり蹴ったりの週末に|F1
第5戦中国GPを終えたダニエル・リカルドだったが、次戦第6戦マイアミGPでの3グリッド降格が言い渡された。 【動画】角田裕毅、マグヌッセンに当てられ中国GP無念のリタイア…リカルドはリスタート直前、ターン14でストロールに追突される 中国GPではセーフティーカー終わり直前の26周目ターン14で、ランス・ストロールに追突されて、フロアにダメージを負ったリカルド。 その後トラック上で周回を続けようとするもダメージが大きくペースが上がらないため、34周目にリタイアを選択した。 だが2度目のセーフティーカー中、リカルドには違反行為があったとスチュワードが発表している。 「3号車のドライバー(リカルド)は、28周目のセーフティーカー中、意図的に27号車(ニコ・ヒュルケンベルグ)を追い抜いた。3号車が27号車を追い抜く正当な根拠はなかった。このため、3号車に10秒のタイムペナルティを科した」 本来であれば中国GPでの10秒ペナルティ消化となるところだが、リカルドはリタイアを選択。そのため、ペナルティ未消化ということで、次戦マイアミGPの予選3グリッド降格となったようだ。 なお、リカルドは最初のセーフティーカー中の26周目、ターン14でストロールに追突された減速時、ヒュルケンベルグに抜かれていた。セーフティーカー明け直後の27周目、角田裕毅がターン6でケビン・マグヌッセンに接触され、マシンストップ。レースはすぐさま再度セーフティーカー導入となる。 リカルドとしては最初のSC中26周目、もらい事故の影響でヒュルケンベルグに抜かれた形となった。短いグリーンフラッグを挟んで、2度目のSC中28周目ヒュルケンベルグを抜き返し、これが過失と裁定された模様。 今回は新シャシーに入れ替わり、僚友角田よりも前のグリッドを獲得していたリカルド。 追突されて大きなダメージを受け、さらには手負いの状態でSC中の追い抜きを行ったことから、次戦の3グリッド降格を科されるというまさに踏んだり蹴ったりの週末となってしまった。
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