ユネスコの「体にいい」無形文化遺産5選、健康飲料「ジャムゥ」ほか、保護される伝統医療
サウナ、フィンランド
誕生から1万年近くを経ても、フィンランド人が愛してやまないサウナ。人口わずか550万人のこの国には約330万台のサウナがある。9割のフィンランド国民が最低でも週に1度は入るというサウナは、彼らにとって単にストレス解消の場所ではない。 サウナはフィンランド人にとって社交の場であり、自然と対話する場でもある。湖畔や森、山など美しい自然の中に設置されたサウナもあり、そこに家族や友人が集まり、会話を楽しむ。 外国からの旅行者もヘルシンキにあるサウナ店「ロウリュ」や、サプミ(ラップランド)にある「アークティック・サウナワールド」、ヌークシオ国立公園内にある「ホークネストサウナ」などで、フィンランド式サウナを楽しむことができる。
文=Ronan O’Connell/訳=三好由美子