ホープフルＳを制したクロワデュノール（中央）＝撮影・佐々木彰尚

　「ホープフルＳ・Ｇ１」（２８日、中山） 　北村友一騎乗の１番人気クロワデュノールが無傷の３連勝でＧ１タイトルを獲得した。２着に６番人気のジョバンニ。３着には１７番人気のファウストラーゼンが残ったため、３連単は２９万３３８０円のビッグ配当となった。勝ち時計は２分０秒５（良）。 【写真】こみあげた思い　涙する北村友 　新馬戦から東スポ杯２歳Ｓを連勝して１番人気に支持されたクロワデュノールは中団で脚をためると、直線で力強く伸びて２着馬に２馬身差をつける完勝を飾った。 　デビュー戦からコンビを組む北村友は「本当に強かったですし、馬を信じていました」と勝利をかみしめる。自身はクロノジェネシスで制した２０年有馬記念以来、４年ぶりのＧ１勝利。「またＧ１を勝つことができました…」と号泣。「本当にたくさんの方々に助けていただき、応援してもらってここに導かれたと思います。皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです」と涙ながらに話した。 　サンデーレーシング×北村友×斉藤崇厩舎の組み合わせは、Ｇ１・４勝を飾ったクロノジェネシスと同じ。クロワデュノールも来年のクラシックで大きな期待がかかる。「来年はまた大きいところで活躍したいと思います」と北村友は力強く宣言した。