健康診断“下半身見られた” 男子児童「パンツごと引っ張られて…」 保護者会で謝罪は? 保護者「医師をやめてほしい」
群馬・みなかみ町の小学校で、男性医師が健康診断で児童の下半身を見たとされる問題。7日の保護者会では疑問の声が上がり、プライバシーについて追及する場面もありました。医師は許可を得なかったことを謝罪した一方、児童へは謝罪しなかったとみられます。 健診を担当した70代の医師「やめてもいいけど、それは子どものためになるのか」 取材に対して…
担当医師は「二次性徴を見るのが大事」
7日午後10時前、小学校の健康診断を行った70代の男性医師が取材に応じました。 「パンツを開いて、ぱっと見ただけですけど。成熟と成長のバランスが崩れてくるのは、この時期によく出てくる。それを見るためには、二次性徴がどう出てきたかを見ていくのが非常に大事」
保護者会では「そんなのないだろう」
下半身を見た行為が「不適切ではないか」と保護者たちから声が上がり、7日夜に群馬・みなかみ町の小学校で緊急の保護者会が開かれました。 出席した保護者の1人はその様子について「『そんなのないだろう』と大声を張り上げてる方もいた」「納得できない」と話しました。
高学年の児童「気持ち悪かった」
日本テレビにも保護者から情報提供がありました。 小学校高学年の母親 「娘を迎えに行って車に乗せたとたんに『聞いて聞いて。内科検診でパンツの中を見られたんだよ』っていう話をされて、え?って」 健康診断の時、医師が児童の下半身をのぞいたり触ったりしたといいます。それも1人ではありませんでした。 小学校高学年の男子児童は日本テレビの取材に対し、こう明かしました。 「ズボンごとパンツごと引っ張られて中を見られました。いきなり急に『立って』って言われて、立ったらいきなり(下半身を)ちょっと笑いながら見てました」 「気持ち悪かったから『やめてください。それはどういう検査なんですか』って聞いてみたんですけど、無視されて『次』と言われました」
対象は児童100人…健康診断の様子
子どもも保護者も不安を感じたという医師の行為。健康診断は6月4日に行われました。対象は町内の小学校の児童100人。 保健室では、70代の男性医師に女性教員、保健の先生の3人が立ち会っていて、女性教員が児童の上着をめくり、男性医師が診察していました。保健の先生は記録をつけていたといいます。この健康診断の中で、男性医師は児童の下半身を見たといいます。 小学校高学年の母親 「保健の先生が1度か2度『何の検診をされているんですか?』と言ったみたいなんですけど、(医師は)『ホルモンの成長を見てます』と(答えて)続行されたそうで」 不安を感じた保護者らは学校に相談。教育委員会には、「必要な検査だったのか」などの苦情が寄せられました。