オリックス2019年ドラフトは2人が中心選手になるも、5年で9人が戦力外
24日のドラフト会議も近付いてきた。何人の選手に吉報が届くのか。 ドラフト会議の成果は1年でわかるものではなく、5年から10年かかってやっと答えがでてくるものだ。では今から5年前(2019年)のドラフト会議で指名を受けた選手たちは、2024年シーズン現在で戦力となっているのだろうか。球団ごとに振り返ってみたい。 【一覧】2019年ドラフト会議でオリックスが指名した選手 パ・リーグ3連覇から一転して5位に沈んだオリックスを見ると、2019年のドラフトで指名した選手は大きく明暗が別れている。 1位の宮城 大弥(興南出身)、2位の紅林 弘太郎(駿河総合出身)は早い段階で欠かせない戦力となった。ともに日本代表への選出経験もあり、今後のチームを左腕エースとして、レギュラーショートとして支えていくことになるはずだ。 一方で3位の村西 良太(津名出身/近畿大)、4位の前 佑囲斗(津田学園出身)は、このオフシーズンに戦力外通告を受けた。村西は2021年に18試合、2022年に22試合の登板し優勝に貢献したものの、今シーズンはわずか1試合の登板にとどまっていた。前は、昨年2試合、今年4試合の登板があったものの確固たる結果を残すことができなかった。 5位の勝俣 翔貴(東海大菅生出身/国際武道大)は2021年に戦力外通告を受け、巨人に移籍するも2022年に戦力外を受けた。 育成ドラフトでは8人を指名。1位の佐藤 一磨(横浜隼人出身)が、今年6月に支配下昇格を掴む5試合(3先発)に登板。プロ初勝利をマークした。6位の大下 誠一郎(白鴎大学足利出身/白鴎大)は、2022年オフに行われた現役ドラフトでロッテへと移籍している。 1位の宮城、2位の紅林は大当たりといっていいが、中位・下位指名以下から戦力になったのは育成の佐藤のみ。佐藤も宮城や紅林のように飛躍することができるだろうか。