パナ、最高益4439億円 米でのEV補助金が押し上げ
パナソニックホールディングスが9日発表した2024年3月期連結決算は、純利益が前期比67.2%増の4439億円となり、過去最高だった。19年3月期の2841億円を大幅に更新した。米国での電気自動車(EV)用電池生産に対する米政府の補助金が利益を押し上げた。 【写真】パナ、電動自転車発火の恐れ バッテリー14万個リコール 4月
売上高は1.4%増の8兆4964億円だった。米国でインフレ抑制法に基づき、EV用の電池メーカーに対して生産などの規模に応じた補助金が支給されており、車載電池事業が前期に比べ、大幅に増益となった。 25年3月期の連結業績予想は、売上高が1.2%増の8兆6千億円、純利益は30.2%減の3100億円を見込む。