北海道スプリントＣで連勝を狙うエートラックス

［ＪｐｎⅢ北海道スプリントカップ＝２０２４年８月１５日（木曜）３歳、門別競馬場・ダート１２００メートル］ 　ＪｐｎⅡ兵庫ＣＳで重賞初Ｖを飾ったエートラックス（牡３・宮本）。デビューから５着以下なしの堅実派で、ダートではすでに４勝を挙げている。今後のダート短距離路線の主役を担える実力を兼ね備えた馬。調教パートナーを務める川合豪調教助手にレースへの意気込みを聞いた。 　――前走の兵庫ＣＳを振り返ってください 　川合助手　スタートが決まり道中はリズム良く走れて最後まで余裕がありましたね。鞍上（モレイラ）はこれからもっと（重賞を）勝てる馬と褒めてくれました。 　――中間の調整過程は 　川合　放牧を挟んで、ここを目標に調整してきました。３か月ほどしかレース間隔が空いていないので馬体重はそれほど変わらないですが、体つきが良くなって帰厩。中間の稽古もシッカリやれて７月３１日に坂路で４ハロン５１・１秒をマーク。４日にも坂路で負荷をかけて６日に札幌競馬場へ移動しました。１１日に札幌ダートで最終追い切り（４ハロン６０・２―１３・６秒）を行って力は出せる状態です。 　――今回は初の１２００メートルです 　川合　前走時に騎乗したモレイラが「１２００メートルでもいい」と言っていたくらいで、個人的にも１２００～１４００メートルの馬だと思っています。むしろプラスとみています。 　――舞台は門別ナイター開催になります 　川合　これまで阪神、小倉、京都、園田の４場で結果を出しているので舞台は問わないと思います。普段は少しうるさいところはありますが、レースに行けば問題ないですし、初のナイターも大丈夫だと思います。 　――レースへ向けて 　川合　鞍上（鮫島駿）も３走前に騎乗して馬の癖は分かってくれています。ダートは１８００メートルで一度、４着に敗れていますが、敗因は距離で、まだダートでは底を見せていないですからね。ここも自分の競馬ができれば楽しみです。