【MLB】 ヤンキース対ガーディアンズのリーグ優勝決定シリーズを展望 7度目の決戦はヤンキース有利?
日本時間10月15日から、ア・リーグ優勝決定シリーズが開幕。第1シード・ヤンキースが中地区覇者の第2シード・ガーディアンズを迎え撃つ。アーロン・ジャッジ、ホセ・ラミレス、フアン・ソトといったトッププレイヤーが登場する注目のシリーズを展望する。 【動画】ガーディアンズ・トーマスが最強投手スクーバルから勝ち越しグランドスラム
ジャッジが不調でもヤンキース打線は強力
◆先発予定・予想(ガーディアンズ対ヤンキース) 第1戦 アレックス・カッブ 対 カルロス・ロドン 第2戦 タナー・バイビー 対 ゲリット・コール 移動日 第3戦 マシュー・ボイド 対 クラーク・シュミット 第4戦 ブルペンデー 対 ルイス・ヒル 第5戦 カッブ 対 ロドン 移動日 第6戦 バイビー 対 コール 第7戦 ボイド 対 シュミット ◆ヤンキースシーズン成績(順位は30球団/勝ち残りチーム中) OPS.761(3位) / .693(2位) 先発防御率3.85(11位) / 4.43(3位) 救援防御率3.62(6位) / 0.00(1位) ◆ガーディアンズシーズン成績(順位は30球団/勝ち残りチーム中) OPS.703(17位) / .638(4位) 先発防御率4.40(24位) / 1.96(1位) 救援防御率2.57(1位) / 3.16(3位) ヤンキースとガーディアンズ(旧インディアンス)のプレーオフにおける対戦は史上2番目に多い7回目。直近3回の対戦ではいずれもヤンキースが勝利し、今年もヤンキース有利との予想が多くなっている。 ヤンキースとガーディアンズの最大の差は打線だ。ヤンキースの打線はア・リーグ最強レベル。59本塁打を放ったアーロン・ジャッジが打線の核だが、ジャッジは地区シリーズで13打数2安打と沈黙。しかし、その脇を固める打者が奮起し、地区シリーズでロイヤルズを下した。特に地区シリーズではジャンカルロ・スタントンがOPS1.132、再三の殊勲打を放つ大暴れ。さらにシーズン41本塁打のフアン・ソト、そして1番のグレイバー・トーレスも堅調で、ジャッジ不調の穴を埋めた。 一方のガーディアンズは、シーズン中のチームOPSも.703と平凡。ヤンキース打線と比べると、やや見劣りする。しかも地区シリーズでは、ジャッジが沈黙したヤンキースのように、チーム最強打者のホセ・ラミレスが低調だった。それでも、1番のスティーブン・クワンが打率.524と大爆発。加えて、下位打線のブライアン・ロキオ、タリック・スクーバル(タイガース)に決勝満塁弾を浴びせたレーン・トーマスなどが奮起し、ラミレス不調の穴を補った。 一方で、両チームにとって共に強みとなっているのは、ブルペンだ。しかし、その実情は2球団で異なる。