釣りの男性4人波にさらわれる 2人救助、2人不明 茨城・神栖
12日午後10時ごろ、茨城県神栖市東和田の鹿島港南防波堤で、釣りをしていたベトナム人男性から「友人が流された」と110番通報があった。いずれもベトナム国籍の男性4人が次々と波にさらわれ、海に転落し、2人は救助されたが、2人は行方が分かっておらず、県警神栖署や鹿島海上保安署などが捜索している。 神栖署などによると、ベトナム国籍の男性2グループ計6人が釣りをしていて、うち4人が波にさらわれた。その後、同保安署が午後11時10分ごろ、現場近くの海で同県龍ケ崎市在住の39歳と同県土浦市在住の30歳の2人を救助した。低体温症の疑いがあるが、命に別状はないという。いずれも同県土浦市在住で32歳と28歳の2人は依然行方不明のままで、14日朝から再び捜索活動を続ける。 現場は立ち入りが禁止されており、当日は波浪注意報が出されていた。
茨城新聞社