中国南方航空が100機のC919航空機を購入
【東方新報】中国南方航空(China Southern Airlines)は、中国商用飛機(COMAC)から国産のC919航空機100機を注文したと、4月29日の報告で発表した。 これは、中国国際航空と中国東方航空(China Eastern Airline)に続くC919の3番目の大規模発注である。 COMACが提供したデータによると、C919シリーズ航空機のカタログ価格は1機あたり9900万ドル(約156億3012万円)で、100機で総額約99億ドル(約1兆5630億円)だ。カタログ価格には機体価格とエンジン価格が含まれる。 エアチャイナは4月26日に、100機のC919ジェット機の購入を発表し、総額108億ドル(約1兆7051億円)の取引で、これらの航空機は2024年から2031年にかけて段階的に納入される予定だ。 C919の最初のグローバルバイヤーである中国東方航空は、9月下旬にCOMACと追加で100機のC919航空機に関する契約を締結した。 2021年、中国東方航空は同型のジェット旅客機5機を購入し、3月初旬に全機を受領した。 COMACは公式ウェブサイトで、C919航空機は国際的な耐空性基準に沿って中国が独自に開発した初の主要型ジェット機だと述べている。 中国国内メディアの「金融界(JRJ.com)」によると、現在、200社以上の中国企業がC919および対応製品の研究開発に携わっており、複数の企業が部品製品の製造に直接参加しているという。 中国の専門家は、複雑化する世界環境と西側諸国のいわゆるデカップリングの動きの中で、この航空機は中国の高度な科学技術における自給自足の強化を示していると述べた。 C919型機は、2023年5月28日に上海発北京行きの商業初飛行を行い、民間航空市場への正式参入を果たした。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。