相模原ライズ、東京ガスと接戦ドロー X1スーパー第4節
アメリカンフットボール日本社会人リーグの「X1スーパー」第4節が10月13日、富士通スタジアム川崎(川崎市)で行われ、ノジマ相模原ライズ(以下、ライズ)は東京ガスクリエイターズ(以下、クリエイターズ)と24-24で引き分けた。(相模原町田経済新聞) 2勝1敗の両チーム。ポストシーズン進出のためにも、ライズにとっては昨シーズン敗戦した相手にリベンジを果たすためにも必勝の一戦。 試合は、ライズが最初のドライブで、クオーターバック(QB)カート・パランデック選手の放つ15ヤードパスをワイドレシーバー(WR)テイヴィアン・カニンガム選手が右手一本でキャッチして先制。直後の攻撃、クリエイターズもQBエバンス・ジュロッド選手がWRジャスティン・ホッブス選手にパスを通すと、同選手はエンドゾーンまで約42ヤードを走り抜ける。さらにクリエイターズは第2クオーター開始早々にもタッチダウンを決めて逆転。一進一退の攻防が続く中、第2クオーター終盤、パランデック選手がカニンガム選手に58ヤードタッチダウンパスを通し、同点で試合を折り返す。 後半最初の攻撃で、クリエイターズがタッチダウンを決めてリードする。一方、ライズはキッカー/パンター佐藤太希選手が30ヤードフィールドゴールを決めて点差を縮め、さらに第4クオーター中盤、ランニングバック吉澤祥選手のランプレーなどでファーストダウンを4回更新すると、パランデック選手がWR宜本潤平選手へタッチダウンパスを決めて逆転に成功。 しかし、残り50秒、クリエイターズはフォースダウンギャンブルでジェロド選手が40ヤードパスを決めてエンドゾーンまで8ヤードに迫る。ライズディフェンス陣の踏ん張りでタッチダウンを阻むものの、22ヤードフィールドゴールを決められ同点で試合終了。 試合後、ライズの城ヶ滝一朗ヘッドコーチ(HC)は「最初の入りが悪かった。後半持ち直したが、同点にしかならなかった。一対一で外国人選手をとめることができなければ勝てない。そのためには個々の能力を上げるしかない。土日の全体練習の挑み方、平日の自分を高める練習の仕方にかかっている」と課題を明かす。 次は福岡SUNS戦。城ヶ滝HCは「しっかり気持ちと戦術の準備をして20点以上の差をつけて勝つ」と意気込みを見せる。
みんなの経済新聞ネットワーク