辛いだけじゃない、韓国料理本来の優しい味を楽しめるレストラン「Jueun」
韓国伝統料理を紡ぐ熱き志を持つシェフのいる今、注目のファインダイニングから知る人ぞ知るローカルフード、一大ムーブメントである珈琲まで。美食を味わわなければ、韓国は語れない!? 今回は、進化するファインダイニングから「Restaurant Jueun(レストラン ジュウン)」を紹介する。 【写真】「Jueun」の料理、店内etc.
モダンな見た目で実は硬派な伝統料理
「韓国料理は辛いと思われがちですが、本来は淡白で優しい味なんです」 そう語るのは現在、韓国伝統料理界で注目されるシェフのパク・ジュウン氏。韓国料理によく使われる唐辛子は、実は日本から伝わったものであり、唐辛子で味付けするようになったのはさらにそこからずっと後のことだと考えられている。それ以前の宮廷料理の淡白で滋味深い味を体感してほしいと、パク氏は伝統的な韓国料理の調理法を貫く。 シグネチャーメニューは韓国の味噌、テンジャンを使った優しい味のビビン麺。幼いころ、祖母のつくってくれたビビン麺にテンジャンが入っていたことから発想を得たという。 「若い人や外国の方にももっと韓国伝統料理を知ってもらいたいから、敢えて見た目をモダンな盛り付けにしています。けれど味や調理法はとてもトラディショナルなんですよ。ぜひ一度味わってみてくださいね」 Restaurant Jueun/레스토랑 주은 住所:ソウル市鍾路区慶熙宮ギル36 8F 営業時間:12:00~L.O.13:00、18:00~L.O.20:00 料金:ランチコース₩150,000、ディナーコース₩250,000 定休日:日・月曜、旧盆 ※ 1₩=0.1106円(2024年10月10日現在)
TEXT=安井桃子 COOPERATION=Ja-Kyung Jung