「誰も見たことのないほどの絶好調まで、寸前に迫っている」ヤンキース指揮官がジャッジの完全復活に期待
◆米大リーグ ワールドシリーズ第5戦 ヤンキース―ドジャース(30日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム) ドジャース・大谷翔平投手(30)が30日(日本時間31日午前9時8分開始予定)、3勝1敗と王手をかけて迎えたワールドシリーズ第5戦の敵地・ヤンキース戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。勝てばチームの4年ぶり8度目のワールドチャンピオンが決まる大一番。左肩亜脱臼を抱えながらの強行出場にはなるが、2試合連続安打、ワールドシリーズ初本塁打に期待がかかる。 第3戦で11得点を奪ってスイープを阻止したヤンキースは、前日の第4戦と同じスタメンで、再び負けたら終戦の「エリミネーションゲーム」に挑む。ヤンキースは、第4戦まで打率1割4分と不振に陥っていたアーロン・ジャッジ外野手(32)が、8回に左前適時打で、シリーズ初打点を上げるなど、勝利に貢献。試合前にメディア対応したブーン監督は、「昨日の打席内容は良かった。いいスイングがあり、ストライクゾーンを上手くコントロールしていた。状態が上がり、正しい判断が出来ている」と分析し、打席内容に得た好感触を語った。「引き続き、いい状態をキープして、願わくば、今日の試合でも発揮して欲しい。誰もみたことがないほどの絶好調まで、寸前に迫っている」と、第5戦での完全復活を期待した。 また、この日の試合に勝って2勝目をつかんだ場合、敵地のドジャースタジアムで行われる11月1日(同2日)の第6戦に先発するカルロス・ロドン投手(31)は「前回登板はベストではなかった。切り替えて、相手のアプローチを見直してみたい。昨日チームがいい勝ち方をしてうれしい。エリミネーションゲームが続くが、いい流れが来ているのは間違いない。しっかり準備するだけ。相手のアプローチを再検証したい」と、4回途中6安打4失点だった26日(同27日)の第2戦以来となる中5日の登板に備えた。
報知新聞社