拡大BRICSで欧米対抗 議長国のロシア、外交の主軸に
ロシアは1日から、中国やインドなどとつくる新興5カ国(BRICS)の議長国になった。プーチン大統領は同日発表の声明で「世界の公正な発展に向けた多国間主義強化」を進めると表明。1日から新規加盟5カ国を加えて計10カ国になった拡大BRICSを、ウクライナ侵攻で制裁を科す欧米に対抗する枠組みに成長させる姿勢を鮮明にした。 ラブロフ外相も昨年末のインタビューで、BRICSを「国際政治に定着させていく」と発言。2024年のロシア外交はBRICS強化を軸に展開していくことになりそうだ。 ロシアは今年10月、中部カザンで拡大後初の首脳会議開催を計画している。(共同)