ゴミ屋敷を卒業できた40代の「クローゼット収納」。1軍だけの服で管理もラクに
自分の「好き」が詰まったクローゼットは、洋服選びのたびに気分が上がり、管理もしやすくなります。ここでは、20歳までゴミ屋敷で育った経験を活かし、無理なく片づくコツを情報発信する整理収納アドバイザー・つうさんが、使いやすいクローゼットのつくり方について語ります。 【写真】スペースを有効活用したクローゼット収納
まずはクローゼットの中身を全部出し、取捨選択を
クローゼットに服がぎゅうぎゅうに詰まっていて、なにがどこにあるかわからない状態では管理がしにくく、洋服を選ぶときに気分が下がってしまうことも。なので、まずはクローゼットに収納しているものを出して「なにをどのくらいの量持っているのか」把握しましょう。 中身を全部出してみると、「こんなにたくさんの服を持っていたんだ!」「なんだか同じような洋服ばっかり持っている…」といった気づきがあるはず。そこから、残す服を選んでいきます。 ここで大事なのが自分の感情です。しばらく着ていない服というのは、なにかしらの理由があります。それが「絶対に痩せてこの洋服をもう一度着る!」などといったポジティブな理由だといいのですが、「高かったから捨てるのはもったいないな」といったネガティブな理由だと、手にするたびにモヤモヤとした感情になりがち。 こういった服を減らしていくことで、自分の「好き」な1軍の服だけのクローゼットをつくりやすくなります。
「かける」「畳む」のバランスを意識し、省スペース化
残す服を選んだら、次は収納。クローゼットという限られたスペースを有効活用するには、「取り出しやすく、なにがどこにあるか把握できること」と、「かける服と畳む服のバランス」が重要です。 かける収納は、取り出しやすく所有している服も一目瞭然ですが、なんでもかけてしまうと取り出しにくくなってしまいます。なので、よく着る洋服やシワになりやすい洋服はかける、季節外の服やシワになりにくい服は畳む、といったように判断して収納しましょう。 そして、かける収納も畳む収納も、ざっくりルールを設けるとなにがどこにあるか把握しやすくなります。使用頻度や季節ごと、色別など自分にとってわかりやすく並べると、見た目もすっきりしますよ。
使い勝手のいい収納グッズで、さらに管理しやすく
わが家のクローゼットでは、2つのハンギングラックを連結させて、よく着る洋服やバッグを収納。空間をムダなく使うことができています。 手が届きにくいクローゼットの上段スペースは、季節外などしばらく保管が必要な服を置くスペースに。その際、収納ケースは上段に置いても取り出しやすいように軽量で、ホコリを気にしなくていいフタつきであることを重視しています。おすすめは、無印良品の「ポリエステル麻 ソフトボックス フタ式」シリーズです。 どこになにがあるか明確なクローゼットで、忙しい朝も洋服選びがしやすく快適になりました。今回ご紹介した、1軍だけのクローゼットづくりのコツが参考になればうれしいです。
つう