国スポ、見直し議論活発 村井知事が「廃止」言及
全国知事会長を務める宮城県の村井嘉浩知事が国民スポーツ大会(旧国民体育大会)について「廃止も一つの考え方だ」と言及し、見直しの議論が活発化してきた。開催自治体の人的、財政的な負担が課題だが、大会の意義を訴える声も根強い。2024年度内に新たな方針をまとめる日本スポーツ協会は難しい判断を迫られる。 8日の記者会見で村井氏は「聖域やタブーを抜きにして、白紙で議論した方がいい」と強調した。 国スポは原則として各都道府県の持ち回りで開催され、現在2巡目。3巡目に入る2035年に向け、日本スポ協は知事会もオブザーバーに加えた検討チームを立ち上げ、新たな在り方を議論している。