1軍に“推薦”したい…DeNA、ファームで好成績を残す選手(4)主力クラスの“完全復活”は…?
プロ野球の世界では、熾烈な一軍争いが繰り広げられる。昇格するには、二軍での数字が判断材料になるだけに、ファームでの活躍が求められる。また、若手選手にとっては今季の二軍成績が来季の一軍起用につながるケースもある。ここでは今季ファームで躍動している横浜DeNAベイスターズの選手を紹介したい。(※今季成績は9月19日時点)
三嶋一輝
投打:右投両打 身長/体重:175cm/80kg 生年月日:1990年5月7日 経歴:福岡工 - 法政大 ドラフト:2012年ドラフト2位 一軍での実績も十分な三嶋一輝。難病からの完全復活を目指して奮闘中だ。 法政大では、150キロ超のストレートを主体に活躍。大学ラストイヤーは最多勝・最優秀防御率・ベストナインの投手3冠を獲得し、横浜DeNAベイスターズからドラフト2位指名を受けた。 プロ1年目からいきなり規定投球回をクリア。同年は先発やリリーフとして36試合に登板し、6勝9敗、防御率3.94をマーク。同年7月28日の阪神戦ではプロ初完封勝利を記録した。 翌2014年は開幕投手を務めた三嶋。その後は苦しむシーズンが続いたが、リリーフに本格転向すると、2018年は60試合、2019年は71試合に登板するフル回転ぶりで、チームに貢献した。 2022年に国指定の難病である「黄色靱帯骨化症」を患ったが、2023年には27試合に登板するなど復活。しかし、同年は防御率4点台、今季は7試合の登板で防御率5.14とやや安定感を欠いている。 一方、ファームでは26試合に登板し、1勝1敗、防御率1.59をマーク。二軍での好調を維持し、再び一軍の重要戦力となりたい。
ベースボールチャンネル編集部