生地の風景・暮らし写す 黒部で故角谷さん作品展始まる
地元の黒部市生地地区の風景を長年撮影し、昨年57歳で亡くなった角谷祥子(かどやさちこ)さんの作品展「『日々、生地。』いつか」が1日、同市生地芦崎の北洋の館で始まった。季節によって変わる海の風景や漁村の暮らしを捉えている。14日まで。 角谷さんは昨年5月に病気で死去した。今年5月には、絵を習っていた水彩画家の稲澤廣明さんや、妹の素代子さん(いずれも同市)が角谷さんの作品を編集し、展示と同名の3冊目となる写真集を作った。 展示では、写真集の収録作品を中心に17点を並べた。海岸を自転車で走る住民や、夕日でピンク色に染まった海などを収めている。 写真集は希望者に渡している。1口千円以上の寄付を募り、寄付金は角谷さんが通っていた病院に贈る。今月後半は角谷さんの写真と稲澤さんの絵の展示を行う。火、水曜は定休。北日本新聞社協賛。