インテル株急伸、業績見通し受け楽観論広がる-事業好転に期待
ゲルシンガー氏はインタビューで、同社を一体的に維持する意向だとし、自身の計画は取締役会の支持を得ていると表明。そうした取り組みに「多くのエネルギーと情熱」を注ぐつもりだと述べた。
一方、同社はプログラマブルチップ部門アルテラについて、投資家候補と交渉中だ。ゲルシンガー氏は電話会見で、そのプロセスは来年初めに完了する見込みだと述べた。
インテル製半導体はかつて数十年にわたり、その優れた製造技術によって市場をリードし、高い市場シェアを確保していた。この分野でリーダーシップを取り戻すための大規模な計画には新しい工場ネットワークが含まれる。計画を進める間、インテルは売上高低迷とコスト上昇に直面。かつては業界の羨望(せんぼう)の的だった利益率が破壊された。
7-9月期決算では粗利益率が15%だった。ピーク時には通常、60%を大きく上回っていた。
一部項目を除いた1株損益は46セントの赤字、売上高は6%減の133億ドルだった。売上高は、7-9月期としてこの10年余りで最低の水準となったが、自社予想は上回ったとゲルシンガーCEOは指摘した。アナリスト予想平均は1株損益が3セントの赤字、売上高は130億ドルだった。
原題:Intel Surges After Results Spark Optimism Over Turnaround (2)(抜粋)
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Ian King