沖縄で全国最速で梅開花 平年より6日早く 寒波「ムーチービーサ」で気温低く
沖縄地方は7日、寒気の影響で冷たい風を感じる一日となった。沖縄気象台は同日、那覇市久米の福州園内で、今季初の梅の開花を確認したと発表した。全国で最も早い開花で、平年より6日、昨年より12日早い。気象台は「昨年12月中旬の寒気が影響したとみられる」と説明した。 【写真】全国に先駆け沖縄で開花した桜 梅は気温や土壌の水分量などによって開花する。5~6輪の花が咲いた日を開花日としている。 同日は旧暦12月8日の「ムーチーの日」に当たり、この時期の寒波のことを沖縄では「ムーチービーサ」(鬼餅寒)と呼ぶ。国頭村奥では午前6時半に11・5度、南城市糸数では同6時5分に12・4度を観測した。沖縄地方では19日ごろまで平年より気温が低い日が多く、10日は那覇の最高気温が16度と平年よりかなり低くなる見通し。 (社会部・末吉未空)