CM降板に誕生日イベント受付延期、吉沢亮への“キャンセルカルチャー”に問われる妥当性
俳優・吉沢亮による騒動の余波が続いている。 事件は昨年12月30日に起きた。前日から友人と酒を飲み、朝の10時ごろに自宅マンションに帰宅した吉沢。まさに“二日酔い”の彼は自分の部屋だと勘違いし、そのとき偶然にも無施錠だった隣人が住む一室に無断で侵入。トイレを利用して5分ほどしてから住人に気付かれて110番通報され、警察から住居侵入の疑いで任意聴取されていたというのだ。 【写真】ライブ配信でベロベロ、橋本環奈に“ウザ絡み”していた吉沢亮
《ちょっと叩きすぎでは》
この一件が1月6日に発覚すると、吉沢を「ドライクリスタル」CMキャラクターに起用していたアサヒビールは翌7日、公式サイトに掲載している彼の写真や動画を削除。同社の広報担当者は「今回の事案に関して、アルコール飲料会社として事実を容認できるものではございません」と断言し、怒りをにじませている。 すると今度は1月9日、花王が、同社の公式サイトに掲載していた吉沢が出演するテレビCM動画を削除。彼は同社の商品で、洗口液「ピュオーラ」のCMに出演していた。 来月2月14日には主演映画『ババンババンバンバンパイア』の公開を控えていた吉沢。作品の関係者はこの件を受けて「現在、対応を協議中です」と説明していた。 一方、吉沢本人はファンクラブ限定のイベントとして、31歳の誕生日を迎える2月1日、同作の特別試写会を予定していたのだが、1月8日にはそのチケット抽選の受付を延期したことが発表された。 封切りまで約1か月。プロモーションにも力を入れ始めなければいけない時期に、所属事務所がこうした動きを見せているということは、どうしても公開延期が頭をよぎってしまう。いずれにしても、吉沢に対する厳しいジャッジに、ネット上ではこんな声も見かける。 《もっと悪質なことやった大御所と比べると悪意も無くミスだから罰が重い気がする》 《自粛する必要なんてないと思う》 《ちょっと叩きすぎでは》 など、行き過ぎの風潮をたしなめる者もいる。その一方で、 《もちろん再起不能になるほど叩きのめす必要はないけど世間が認めたらだめだと思う 被害者もいるんだし罪は罪》 と断罪するユーザーもいる。 「お酒の広告塔がお酒で失敗したことでアサヒビールのCMから外されるのはわかりますが、花王まで早々に対応するのは驚きでした。広告イメージを損ねたと判断したのでしょうけど……。また映画公開が間近に迫った中での不祥事で『作品に罪はない』といったことが議論の対象になりますが、お金を払って楽しむエンターテインメントの中止の基準については、いい加減、明確に線引きを決めるべきです」(芸能プロ関係者) 一方、吉沢の処遇どうなるのか? 「警視庁が現在、彼を住居侵入の疑いで任意で捜査を進め、容疑が固まり次第、書類送検する方針とのことで、検察が起訴する可能性も否定できないという報道もある。いずれにしても予断を許さないといった状況です」(前出・芸能プロ関係者) 続報が待たれる。