セルティックスとの“イースト2強対決”に敗れたバックス。リラードは「俺たちにはやるべきことが山ほどある」<DUNKSHOOT>
ボストン・セルティックスは、11月22日(日本時間23日、日付は以下同)にホームのTDガーデンで開催されたミルウォーキー・バックス戦を119-116で制し、今季成績を12勝3敗(勝率80.0%)としてイースタン・カンファレンスならびにリーグベストの座をキープした。 【動画】バックスvsセルティックスのハイライトはこちら! セルティックスはブラウンが26得点、8アシスト、ジェイソン・テイタムが23得点、11リバウンド、4アシスト、クリスタプス・ポルジンギスが21得点、6リバウンドとビッグ3が躍動。 さらにデリック・ホワイトが13得点、4リバウンド、5アシスト、アル・ホーフォードが11得点、8リバウンド、6アシスト、ペイトン・プリチャードとサム・ハウザーがそれぞれ10得点。最終スコアこそ3点差ながら、セルティックスはバックスに1度もリードを許すことはなく、勝利を収めた。 対するバックスは、ブルック・ロペスがゲームハイの28得点に7リバウンド、デイミアン・リラードが27得点、5リバウンド、5アシスト、2スティール、ヤニス・アデトクンボが21得点、13リバウンド、5アシスト、2スティール、クリス・ミドルトンが12得点、5リバウンド、7アシストをあげた。 セルティックスの堅守の前に、バックスはフィールドゴール成功率44.6%(45/101)と、シーズン平均の49.4%を大きく下回る結果に。ここまで10勝5敗(勝率66.7%)と勝ち越してはいるものの、リラ―ドにはスロースタートに映っているという。 「ショットをたくさん落としてしまった時は、相手がやっていることに注目すべきだ。俺たちのプレーを見てみると、自分たちがうまく遂行しきれていなかった。オフェンスでいいペースではなかったし、エキストラパスも、互いのためのスクリーンもできていなかった。俺たちにはやるべきことが山ほどある」 そのバックスのゲームプランに影響を与えたのはドリュー・ホリデーだろう。昨季までチームに3シーズン在籍し、今夏にトレードでセルティックス入りした33歳のベテランガードは、フィールドゴール成功率12.5%(1/8)の計5得点に終わるも、8リバウンド、1スティール、1ブロックで勝利に貢献。 ホリデーはアデトクンボをフィールドゴール成功率40.0%(2/5)に2ターンオーバー、ミドルトンを同33.3%(1/3)に封じるなど、バックスの得点源をスローダウンさせてみせた。 今季イーストの“2強”に挙げられている両チームはプレーオフでの対戦が期待されるが、レギュラーシーズンのマッチアップも3試合残っている。まずは来年1月11日にバックスの本拠地ファイサーブ・フォーラムで行なわれる第2ラウンドを楽しみに待ちたいところだ。 文●秋山裕之(フリーライター)