【五輪】元卓球代表・平野早矢香さん(39)「早期流産、つわり…妊娠は“予想外”の連続でした」|VERY
娘には「スポーツ以外の経験」も大切にしてほしい
──ご家族で卓球することはありますか? 夫とは結婚前に旅館にあるような卓球台で遊んだ記憶があります。夫は運動神経はいいけれど卓球経験はほぼないので、私がコントロールしながら軽くラリーするくらい(笑)。「お子さんに卓球をやらせますか?」とよく聞かれますが、できれば卓球以外のことをしてほしいと思っています。私自身は10代、20代まで卓球が第一優先だったので、楽しい学生生活やアルバイト、一般企業への就職などの皆と同じような人生経験がないんです。娘がどうしてもやりたいというならもちろん考えますが、スポーツ以外の経験も大切にしてほしいです。私が娘の人生を決めてしまうのは気がひけるので、もう少し大きくなって、本人が好きなことややりたいことが見つかった時に、それを思いっきりさせてあげたいなと思っています。
「一人で抱え込まずに相談」が育児のモットーです
──育児にまつわることで悩んだときは、どうしていますか? 子育て中の悩みについては、自分だけで抱え込もうとせず、即座に人に相談することを心がけています。夫に頼ったり、先輩ママである妹に頼ったり。子どもが病気になったり、育児グッズの選び方で迷ったりしたときは、すぐに信頼している友人にアドバイスを求めることも。目下の育児悩みは、歯磨きですね。歯が結構生えてきたのですが、食欲が旺盛なタイプなので、虫歯にならないようにちゃんと仕上げ磨きをしたいんです。でも、毎度大騒ぎで泣いて抵抗されるので、悪戦苦闘しながら磨いています。 ──パリ五輪では現地での仕事も担当されます。 ありがたいことにお仕事をいただき、現地に行けることになりました。ただ今回は娘のこともあったので、ご依頼をお引き受けする前に夫や両親とよく話し合いました。結論として我が家は夫婦の育児スキルが同じくらいなので子どものケアは日本で夫に頑張ってもらい、単身で現地に行くことにしました。出産後のスケジュール管理は、悩ましいですよね。私もやりたいことは山のようにありますが、自分の自由時間や身体のメンテナンスにまわす時間は以前のように作れません。理想通りにいかないことが多いですが、優先順位をつけて、時間がなくてできないことは後回しに。今は、仕事を頑張りながらも家族との時間を大切に過ごしていきたいと思います。