明徳義塾・馬淵監督が「世界一」経験後の初の甲子園!「執念の采配」「早い仕掛け」「打ち勝つ野球」で2年ぶりの聖地躍動なるか!
世界一後、初の甲子園で「打ち勝つ」を目指す
その一方で、2年前と変わった部分もある。 このチームでは高校通算19本塁打の竹下 徠空内野手(3年)をはじめ、長谷川 烈央外野手(3年)、髙橋 龍成内野手(3年)といった右長距離砲トリオを軒並みスタメン起用。この布陣は少なくともこの10年では見られなかった。 そして指揮官の仕掛けも高知商戦で見せた「待て」のサインに代表されるように以前より明らかに早い。高校日本代表監督就任に際し7イニングス制で戦った「WBSC U-18野球ワールドカップ」への対策として語っていた「先制点が大事になる」という言葉をより体現した形が高知大会では随所に見えた。 センバツ王者・健大高崎(群馬)を苦しめた英明・清家 準投手(3年)、自己最速146キロをマークした聖カタリナ学園・有馬 恵叶投手(3年)など投手が健闘するも、打線の貧弱さが目立つ四国勢。12日の2回戦・鳥取城北(鳥取)戦では「世界一」後、初の甲子園で「打ち勝つ」を目指す明徳義塾・馬淵 史郎監督に要注目である。