今、美容皮膚科で最も支持されている施術とは? 都内5院にリアルな人気施術1位をリサーチ!
今後、注目の施術は「小ジワに対する施術。これまでは、肌の表面・表皮層に働きかけをして、シワ・キメ・肌の凹凸を改善させていた。現在は、より根本的に、真皮層に6つのアミノ酸、ミネラル、ヒアルロン酸等がプラスされた製剤を注入してコラーゲンの増産をさせる美肌治療が注目されている」。
4.「東京美容クリニック 表参道本院」
東京美容クリニック 表参道本院の人気1位は、“ピコトーニング(全顔1回)”(1万6500円)と“エレクトロポレーション(美白・毛穴・ビタミンC)”(レーザー後追加オプション各5500円)となった。
山村菜実東京美容クリニック理事長によれば「ピコトーニングは、不動の人気1位だ。低出力のピコレーザーを顔に均一に照射することで、メラニン色素を徐々に分解する。シミ取り目的で来院した患者が、実は肝斑と診断されるケースが多い。シミ取りをする前に、ピコトーニングで肝斑を薄くしてから、シミ取りを行う方が効果的だ。肝斑の原因はさまざまで、刺激、摩擦、紫外線、精神的ストレス、ホルモンバランスの変化で肝斑が濃くなることもある。肝斑に悩む患者には、内服でトラネキサム酸を薦める場合もある」と話す。
東京美容クリニック 表参道本院では、ピコトーニングにキュテラ社の厚生労働省承認医療機器『enLIGHTen® SR(エンライトン)』を導入している。「ダウンタイムがなく、肝斑にも使える。施術を受けるボリューム層は30代だが、20代から60代まで幅広く人気で、ピコトーニングと合わせて、鎮静効果が期待できるエレクトロポレーションを組み合わせる患者が多い」と話す。
今後注目の施術は3つ。「まずは、“リジュランi”(1本、7万3000円)は、ハリ、弾力、厚み改善など、皮膚の自己再生力を活性化させてくれる。次に、糸リフトに似た成分でコラーゲン再生を促してくれる“ジュべルック”(11万円)。そして、“エクソソーム(幹細胞培養上清液)”(10万5000円)だ。幹細胞培養上清液は、エクソソーム治療で使用されるもので、成長因子のサイトカインやアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの有効成分を豊富に含んでいる」と話す。