＜栃木・清水＞サポーターとともに写真に納まる清水イレブン（撮影・西海健太郎）

　◇明治安田J2リーグ第36節　清水1－0栃木（2024年10月27日　カンセキスタジアムとちぎ） 【写真あり】元なでしこ美人ＦＷ　過去に監督からセクハラ被害「だーれだ」から手が胸に… 　J2清水が3季ぶりのJ1復帰を決めた。27日、アウェーで栃木を1－0で下し、勝ち点76として横浜FCを抜いて首位に浮上。3位・長崎との勝ち点差は7で、2試合を残してJ1自動昇格の2位以上が確定した。 　前節と同様、勝てば自力で昇格が決まる中、0－0で迎えた後半5分、CKからDF住吉が先制ゴール。同38分にFW北川が相手への報復行為で一発退場。10人となりながら最後まで相手の猛攻をしのぎ切り、敵地をオレンジに染めたサポーターとともに歓喜の瞬間を迎えた。 　秋葉監督は「まずは今年、最低限の目標としているところに到達できた。まだあと２つ（試合）。我々はチャンピオンになって昇格するんだという話はしている。まだ何も勝ちえていない。しっかり優勝して、チャンピオンになってタイトルにこだわって昇格したいと思います」と語った。 　試合後、サポーターはスタンドに「J2→J1の道は開かれた　もう後戻りは許されない」などと書かれた横断幕を掲げた。 　1993年に開幕したJリーグのオリジナル10である清水が、J1に復帰するのは2022年以来、3季ぶり2回目となった。クラブ史上初めてJ2に降格した16年は2位となり1年でJ1復帰。22年はJ1で17位に終わり、2度目のJ2降格を喫していた。 　23年はJ2で4位に終わり、J1昇格プレーオフで敗退。同年途中に就任した秋葉監督の下、元日本代表のGK権田、MF乾らを擁し、今季は横浜FCと首位争いを演じてきた。