アパートの更新時に「家賃」が上がることがあると聞きました。一体どんな理由があるのでしょうか?
家賃の値上げが正当な理由と認められないケース
正当な理由がある場合には、家賃の値上げは法律的にも認められています。裏を返せば、正当とは認められない理由で値上げの提案は認められていないということです。 賃貸借契約で「家賃の値上げを禁止する特約」が定められている場合、その期間内は家賃の値上げができません。次に大家さんの経営悪化など収入を増やすための値上げもできません。 また、周りの家賃相場と比べてあまりにも大幅な値上げを要求することも認められていません。まずは契約書で特約が定められていないか確認しましょう。そして、値上げの根拠となる物価上昇の具体的な数値や相場など、客観的なデータを要求してみましょう。
家賃が上がると連絡がきても冷静に対処しよう
コロナ禍の影響や物価上昇により、更新時に大家さんから家賃の値上げを交渉される可能性もあるでしょう。値上げの通達はあまり喜ばしいものではありませんが、冷静な判断が必要です。 まずは、なぜ値上げが必要なのか理由を聞き、値上げ幅の交渉をしてみてください。トラブルにならないよう、前向きな交渉を心がけましょう。 出典 e-Gov法令検索 平成三年法律第九十号 借地借家法 第三十二条 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部