日産「ジューク」は奇抜でコンパクトなSUVスタイリングと169万円~の安さに注目!【今日は何の日?6月9日】
●ライバルの登場で、e-POWER専用車キックスにバトンを渡す
順調に販売を伸ばしたジュークだが、2013年に同様のコンセプトで追走してきたホンダ「ヴェゼル」や2016年のトヨタ「C-HR」の登場で、徐々に人気は減速。2019年、欧州には2代目が投入されたが、国内では販売を終了した。 ヴェゼルやCH-Rには、ハイブリッドが設定されているのに、ジュークには設定されなかった。また、デザインが斬新すぎて個性的な印象のジュークは、昨今のファミリー志向の市場に合致しなかったのかもしれない。 ジュークの後を引き継いだのは、2000年に登場したe-POWER専用車の同じくコンパクト・クロスオーバーSUVの「キックス」。高い燃費性能と力強い走りを両立させ、e-POWERドライブやプロパイロットなど装備し、好調に滑り出した。しかし、コンパクト・クロスオーバーSUVは激戦区、最近は苦戦を強いられており、2025年あたりに登場しそうな新型車が待たれる状況だ。 ・・・・・・ 国内販売を終了したジュークだが、2019年にモデルチェンジした2代目は欧米では人気を誇っている。もともとジュークの個性的なデザインは、欧米共同で開発した経緯があるので、欧州市場好みなのかもしれない。次期車はどうなるか楽しみだ。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純