【NFL】QBワトソンの先発続投は「私の判断」とブラウンズHCステファンスキー
ワトソンはイーグルス戦で致命的なミスこそ犯さなかったものの、オフェンスは停滞し続け、ビッグプレーを生み出すことができなかった。サードダウンコンバージョン成功も12回中3回と苦戦。ワトソンは第3クオーターでようやくこの日初めてのサードダウンコンバージョンを成功させたが、NFLリサーチによると、それはシーズン第4週のラスベガス・レイダース戦以来の成功だったという。
そんな中でもブラウンズのディフェンスはワトソン率いるオフェンスに勝利のチャンスを与え続けた。第4クオーター終盤、ブラウンズは7点ビハインドの状態で初めてレッドゾーンに到達し、3ヤードラインまで迫る。ところが、2度のフォルススタートによってタッチダウンの機会を逃し、フィールドゴールにとどまる結果となった。ブラウンズはその後、再び攻撃権を得ることはできなかった。
「今は厳しい状況にいる」とステファンスキーHCは語った。
「1勝5敗という現実からは逃れられない。この状況で気分が良いはずはないが、今週の勝利に集中するしかない。それが今できる唯一のことだ」
今シーズン、ワトソンの起用に関する疑問がステファンスキーHCに投げかけられたのはこれが初めてではなく、改善が見られない限りその声は今後も続くだろう。特にベテランのウィンストンが控えにいることを考えれば、なおさらだ。2億3,000万ドル(343億8,500万円)の完全保証契約でプレーするワトソンは、昨シーズンの肩のケガから復帰したばかりだが、解決策を見いだすための時間は十分に与えられている。
敵地で3連敗を喫したブラウンズは、日曜日にホームで2勝4敗のシンシナティ・ベンガルズを迎え撃つ。