【NFL】QBワトソンの先発続投は「私の判断」とブラウンズHCステファンスキー
現地13日(日)、クリーブランド・ブラウンズのオフェンスは再び苦戦を強いられたが、クオーターバック(QB)の交代はないようだ。ヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキーは、フィラデルフィア・イーグルスに20対16で敗れた後も、先発QBをデショーン・ワトソンからジェイミス・ウィンストンに交代する考えはないと、月曜日に報道陣に述べている。
「引き続き良いプレーをし、堅実なフットボールをするために全力を尽くすことが重要だと思っている」とステファンスキーHCは語った。
「昨日もそういった瞬間は確かにあった。デショーンはこのチームに引き続き、勝利する最高のチャンスをもたらしてくれる選手だ。日曜日に成功を収めるためには、彼のポジションを含め、全てのポジションで優れたオフェンスを展開する必要がある」
ステファンスキーHCは、ワトソンを先発QBとして起用し続ける決断について、外部の影響は一切受けていないともつけ加えた。
「外部の評価や話題に振り回されることはない」とステファンスキーHCはコメントした。
「ジェネラルマネジャー(GM)のアンドリュー・ベリーやオーナーとは、チームに関わるすべての事柄についてしっかりと話し合えている。彼らは常に協力的で、フットボールに関する決定はすべて私の判断によるものだ」
ブラウンズは日曜日もまた20点の壁を越えることができず、スペシャルチームがフィールドゴールをブロックしてタッチダウンにつなげていなければ、得点はさらに低かっただろう。今シーズン1勝しかしていないブラウンズは、これで6試合連続で20点以上を挙げられず、今季リーグで唯一その記録を達成できていないチームとなっている。
得点と同様にワトソンのパフォーマンスも低迷しており、日曜日の試合では23回中16回のパス成功で168ヤードに終わった。これまでの6試合すべてでワトソンのパスヤードは200ヤードに満たず、2024年に全試合に先発出場しながら200ヤードを超えていないリーグ唯一のクオーターバックとなっている。『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、ワトソンがタッチダウンなしで試合を終え、なおかつケガで途中退場しなかったのは、2022年シーズン第13週にブラウンズの選手としてデビューして以来のことだという。