プロボクシング・ミニマム級世界王者の重岡銀次朗 昨年4月のクアルト戦がIBF年間最高試合に選出
プロボクシングIBF世界ミニマム級(47・6キロ以下)王者・重岡銀次朗(ワタナベ)が10日(日本時間11日)、自身のインスタグラムで、IBF年間最高試合賞を受けたことを報告した。 銀次朗は、6日から10日までプエルトリコの首都サンフアンで開催されたIBF総会に参加。昨年4月16日に国立代々木第二体育館で行われたレネ・マーク・クアルト(フィリピン)とのIBF世界同級暫定王座決定戦が2023年度のIBF年間最高試合に選ばれ、記念の盾を受け取った写真などを投稿した。 クアルト戦では初回にプロ初ダウンを喫したものの、7回に左ボディーでダウンを奪い返すと、9回には左ボディーで2度のダウンを演出。2分55秒、KO勝ちでWBCの兄・優大(ワタナベ)とともに暫定世界王座の同日獲得の快挙を達成した。銀次朗は同年10月、正規王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)に5回TKO勝ちして王座を統一すると、今年3月にはジェイク・アンパロ(フィリピン)に2回KO勝ちを収めて2度目の防衛に成功した。 IBF総会で世界の強豪とともに授賞式に臨んだ銀次朗はインスタで「去年4月のクアルト戦が評価され、IBF年間最高試合に選んで頂きました。プエルトリコで表彰式が行われ、たくさんの方との出会いがあって、別れは寂しいけれどまた招待していただけるようまた頑張ります。プエルトリコに行けて良かった」(原文ママ)と喜びを示した。 24歳の銀次朗の戦績は11勝(9KO)1無効試合。
報知新聞社