兵庫県の斎藤元彦知事27日午後、兵庫県庁で定例会見を行った。会見では今月17日に行われた兵庫県知事選挙の際に、県内にあるPR会社社長が、斎藤知事から「広報全般を任せていただいていた」などとネット上の投稿サイトに公開した内容をめぐり、公職選挙法違反ではないかという指摘が出ている問題についての質問が相次ぎ、斎藤知事は投稿について「事前に一切見てもいないし発信することも聞いていない」などと述べた。 【動画】兵庫県・斎藤元彦知事が定例会見　“公選法違反”疑惑に説明は？（2024年11月27日）

［写真］報道陣の質問に答える兵庫県の斎藤元彦知事＝27日午後、兵庫県庁で

　今回の会見は、斎藤知事が再選後に初めて行った定例会見となったが、斎藤知事には一連のPR会社社長の投稿についての質問が相次いだ。 　報道陣は今回の投稿についての説明を求めたが、斎藤知事は「改めてその件についてご心配とお騒がせしていることについては大変申し訳ないと思っています。これまでも述べさせていただいた通り、公職選挙法に違反するようなことはないと認識しています」と答えた。 　また、自身が知事選候補者として走り回っていたということから、代理人の方が一元的に整理をして対応していくことが大事として「代理人の弁護士さんに対応をお願いしている」と会見内で繰り返していた。

［写真］会見を行う斎藤知事の代理人を務める奥見司弁護士＝27日午後、神戸市内で

　一方、県庁での知事会見終了後まもなく、神戸市内で斎藤知事の代理人を務める奥見司弁護士が会見を開いた。奥見弁護士は投稿について「事実である部分と事実で全くない部分が記載されている」と話し「特に広報全般を任せたとか、そういった部分は全く事実じゃないと考えております」と述べた。また「（話を）盛っておられると認識している」とも述べていた。