【写真：Getty Images】

　UEFAユーロ2024（EURO2024）グループリーグ全日程が終了し、決勝トーナメントに進出する16チームが決まった。英メディア『Four Four Two』は、これまでのグループリーグの戦いを分析した上で、ノックアウトラウンドを勝ち抜き優勝を成し遂げそうなダークホースについて現地時間28日に報じていた。 【決勝トーナメント表】サッカー ユーロ2024（EURO2024） 　グループリーグの全日程が終了した時点で、優勝候補と見られていたイングランド代表は低調なパフォーマンスが続いており、フランス代表はエースのキリアン・エムバペの怪我によってまさかの2位突破になるなど開催前には予想できない展開が待ち受けていた。 　ポルトガルやドイツなどの強豪国が順当に勝ち進んだ一方で、同メディアが注目していたのはジョージア代表だ。同代表チームは、グループリーグ初戦でトルコ代表に1-3で敗れたものの、2節でチェコ代表に1-1で引き分け、最終節のポルトガル代表との試合では2-0でまさかの勝利を収めて決勝トーナメント進出を決めている。 　記事では、「史上最大のユーロショックの歴史は繰り返されるのか。グループステージは終了したが、衝撃の優勝者が現れるかもしれない」と前置きした上で、「ユーロの番狂わせといえば、2004年大会のギリシャの勝利ほど大きなものはない。そこには偶然が重なった。ジョージア代表のグループステージの成績を見れば、勝利、引き分け、敗北という結果が、2004年のギリシャのグループリーグにおける成績とまったく同じであることに気づくだろう」と、ジョージア代表と2004年にユーロを制したギリシャ代表の偶然の一致について注目していた。 　また、「ギリシャはサッカー界を驚かせ、準々決勝で前回大会優勝のフランス代表を破った。決勝では再びポルトガル代表を下し、主要大会史上最大の衝撃的な勝利を収めている」と述べた上で、「ジョージア代表が決勝に進む道筋も同様に可能性が低いように思われる。しかし、20年前にはギリシャが優勝するとは誰も予想していなかった…」と、ギリシャ代表を思い起こさせるジョージア代表が、決勝トーナメントで旋風を巻き起こす可能性について指摘していた。