名古屋グランパス、またも自ら崩れた守備陣…2失点目に絡んだ途中出場のMF吉田はわずか8分で交代
◇30日 J1第21節 C大阪2―1名古屋(ヨドコウ桜スタジアム) 名古屋グランパスはまたも1点差で敗れ、22日の東京V戦(味スタ)から3連敗となった。苦しい戦いを続ける守備陣がこの日も崩された。 前半26分。ロングパスでC大阪のFWレオセアラにボールを通された。このピンチでDF河昌来(ハ・チャンレ)が1対1でマークに付いたが、ペナルティーエリア内に切り込まれて振り切られると、ゴール左に先制弾を決められた。 致命的となったのが2点目だった。後半20分、途中出場した3バックの右のMF吉田がC大阪のFWカピシャーバのプレスを受けたが、ボールをロストした。カピシャーバにクロスを入れられると、FWルーカスフェルナンデスにダイレクトで沈められた。前節の浦和戦(豊田ス)は吉田のクリアミスから、前々節の東京V戦(味スタ)は最終ラインのまずいボール処理からのロングカウンターで失点。自ら崩れた格好での敗れ方をしていた。 吉田は警告1枚を受けていたDF三国に代わって後半15分に投入されたが、長谷川監督は同23分にMF倍井を投入し、吉田を交代。わずか8分での決断。けが人続出の厳しい台所事情とはいえ、悔やまれる展開だった。 同31分、右CKの流れから、こぼれ球をMF久保がゴール右上に沈めたのがせめてものの反撃。苦しい夏場を迎えたが、終わるには早すぎる。折れない心で、失地回復していくしかない。
中日スポーツ