気嵐、海越し立山 富山湾絶景かな
21日、高岡市の雨晴海岸で、陸上の冷たい空気が海面を冷やすことで発生する気嵐(けあらし)が観測された。氷見市の松田江浜ではサーファーが新湊大橋や立山連峰を背に波乗りを楽しむ姿が見られた。 【写真】立山連峰をバックにサーフィンを楽しむ愛好者=21日午前11時半ごろ、氷見市窪(上野さん撮影) 気嵐の写真を収めた高岡市定塚町の前田達治さん(72)は、立山連峰から差し込んだ朝日が気嵐を赤く色づける幻想的な光景に「今季初めて撮れたのでうれしい」と話した。 サーファーを撮影した氷見市本町の上野俊昭さん(84)は、サーフィンにちょうど良い波が浜に寄せていたとし、「雲一つない空で気持ちよさそうだった」と振り返った。 ●県内全10地点で今季最低 21日の富山県内は、高気圧に覆われて晴れた。最低気温は上市町で6度、富山市八尾で6.7度など、全10観測地点で今季最低を記録した。