トー横の少女と性行為容疑で男逮捕
SNSで知り合った15歳の少女と性行為をしたとして、警視庁は、中国籍で会社員の趙暁曄容疑者(35)=埼玉県川口市本町2丁目=を不同意性交や面会要求などの疑いで逮捕し、1日に発表した。少女は、家庭や学校に居場所がない若者が集まる東京・歌舞伎町の「トー横」に出入りし、恋愛感情を持った少年にお金を渡すために売春行為を繰り返していたという。 【写真】中学時代に教員から受けた性暴力を実名で訴えた女性 少年育成課によると、逮捕容疑は5月24日、高校1年の少女(当時15)が16歳未満と知りながら、現金3万円を払ってわいせつ行為をさせてもらう約束をして面会を要求。翌25日に東京都新宿区のホテルで性行為をした疑いがある。また、7月23~24日にも、同じ少女に現金10万円を渡して、川口市内の自宅で性行為をした疑いもあるという。趙容疑者は「女の子とわいせつ目的で面会し、わいせつなことをした」と供述している。 趙容疑者はSNSで「パパ活募集」の書き込みをしていた少女と連絡を取り始めた。少女は「好きだった少年にお金を渡し、自分が一番の存在になりたかった」などと話しているという。 警視庁は都や新宿区の職員、ボランティアとともに、トー横のパトロールや一斉補導をしている。各地の児童相談所と連携しながら、トー横にいる子どもらを家庭に戻したり、就学・就労支援をしたりもしている。ただ、自宅に送り届けても、すぐにトー横に戻ってくる子どもが少なくないという。(吉村駿)
朝日新聞社