日本vsインドネシア先発予想…ケガの上田綺世→小川航基、では谷口彰悟不在の3バックは?「僕らの方が成熟しているかな」久保建英らが語る展望
板倉と遠藤にも聞いてみると
気になるのは、他の選手はどうとらえているのかである。 そこで、今回の合宿でDFラインのリーダーとなる板倉滉と、オーストラリア戦は体調不良で欠場したキャプテンの遠藤航に、直接聞いてみた。 板倉は今回、中央のリベロへとポジションを移すことが濃厚だ。彼はこう振り返った。 「攻めているところから、キーパーまでボールが渡ったときの全員のポジショニングや戻るところは、修正しないといけないと思います。とはいえ間違いなく、後ろの選手だけで守らないといけない状況がある。チーム全員で準備する部分は共有しつつも、まずは、個々で戦う。そこも大事になってくると思います」 板倉が挙げたのは、判断のミスが起きたとしても、それを個人の力で補う重要性だった。 では、キャプテンの遠藤はどうか。インドネシアメディアがごった返している記者会見の場で、筆者の問いかけにこう答えた。 「あそこは(日本の最終ラインの3人が相手選手に)マンツーマンでついていたがゆえに、失点してしまったかなと思っています。最初のところで谷口選手が競りに行って、その後、こぼれ球を拾われ、そこからクロスを上げられた。最終的にはオウンゴールだったんですけど、一瞬、谷口選手に結構な負荷がかかってしまった形です」 誰が悪いというわけではないが、という前置きがありながらも、遠藤はこう続ける。 「自分がボランチでプレーしていたら、(谷口に代わって)一発、競りに行っていたかなと。チームとして、『どこまでマンツーマンで前がかりになっていくのか、リスクを取るのか』という話だと思う。自分が出場するときにはマンツーマンでいきながらも、後ろをどうヘルプするか、その辺りを考えながらプレーしていくべきだと思っています」 相手を押し込む状況が続くからこそ、カウンターを食らった時のリスクヘッジを中盤の選手がしておく必要がある。それが遠藤の考えだ。