日本vsインドネシア先発予想…ケガの上田綺世→小川航基、では谷口彰悟不在の3バックは?「僕らの方が成熟しているかな」久保建英らが語る展望
2位以下は大混戦…C組の“暫定最下位”相手に
久保は対戦相手についてこう捉えている。 「新規の選手が多いので……。代表って、ただでさえ、(チーム戦術を)すり合わせる時間が少ないんです。そういった部分で、僕らの方が成熟したチームなのかなと思います」 ブックメイカーのウィリアムヒル社のオッズにおける両チームの勝利の倍率、選手の市場価値を示す『Transfermarkt』の市場価値の差はそれぞれ以下の通りだ(*倍率は日本時間の11月14日23時時点。1ユーロ=165円で計算)。 日本勝利:1.25倍 インドネシア勝利:11倍 日本:約477億円 インドネシア:約52億円 2つのデータが示すのは――普通に考えれば、負けるはずがないというものだ。 インドネシアが今回の予選で思わぬ奮闘を見せているとはいえ、彼らは前節終了時点(4試合消化時点)で勝ち点3。最下位の中国に得失点差でかろうじて上回っていたチームである。そして14日に他会場で行なわれた2試合を受けて、暫定最下位に沈んでいる(W杯出場圏内となる2位オーストラリアと勝ち点3差で大混戦だが)。 そんな相手との試合で厄介なのは、先に失点すること。そうなると、インドネシアの選手に加えて、スタンドを埋める7万人が一気に守り切ろうとする空気を作り、日本を苦しめてくるケースも考えられる。
豪州戦の失点を選手たちはどう捉えているか
では、日本の守備はどうか。最終予選の4試合で相手に許した枠内シュートは以下の通り。 中国戦:0本 バーレーン戦:1本 サウジアラビア戦:2本 オーストラリア戦:0本 そして、失点はオーストラリア戦の1点、オウンゴールだ。町田は先日のインタビューで、失点シーン前に起きた自身のバックパス後の意思統一を課題に挙げていた。(https://number.bunshun.jp/articles/-/863691) 「流れのなかで自分たちの陣形が崩れることはあると思うのですが、そのときに不用意なボールロストをしないために何をすべきかをもっと考えたいです。(鈴木)彩艶にボールが渡ったときにどういうサポートを作るのかを考えないといけない。(相手最終ラインの裏に)長いボールを送って裏返すのでも良いと思うし……全員の意識が統一しきれていなかったから出た問題だと思います。『陣形が崩れているのなら、無理してつながなくてよい』とみんなが感じる必要があったのかなと」