元セクシー女優が暴露する「すぐ辞める女優が急増しているワケ」。女優のメンタルを保つ難しさ
元セクシー女優でフリーライターの「たかなし亜妖」がお届けする連載コラム。2016年に「ほかにやることがなかったから」という理由でセクシー女優デビュー。女優生活2年半で引退を決意し、ライターへ転向。現在は鳥越アズーリFM「たかなし亜妖のモザイクストリート」で冠番組を持つなど、メディア出演も積極的に行っている。 ⇒【写真】元セクシー女優で、現在はフリーライターの「たかなし亜妖」
セクシー女優の寿命は短い
セクシー女優の入れ替わりは驚くほど激しい。この前デビューした新人がいなくなるなど日常茶飯事で、女優としての寿命は平均して2~3年程度と言われている。年単位どころか、数か月も持たず、所属後のメーカー周りで断念する例も珍しくはない。最近の女優志望者たちは、タイムイズマネーの精神が強いのか、ギャラが発生しない面接を「時間がもったいない」と考える人も増えているのだろう。 デビューにまで至らないケースが増えているなか、5年、10年、あるいはそれ以上仕事が続く女優たちはどんなタイプが多いのだろうか? 継続が難しい業界で残留ができる人々について解説していく。
長く続けられる女優の特徴は
セクシー女優は即日即金の商売ではないため、日給制の夜職のような“行けば稼げる”と大幅に感覚が異なる。プロダクションに所属、宣材写真撮影、メーカー周りという、何段階にもわたるステップを踏み、ようやく撮影日を迎えるのだから、堪え性がないとだいたい途中で嫌気が差す。給料が振り込まれるまでのタイムラグも長く、お金に忙しすぎる子はまず向いていない。 また、いつオファーが舞い込むかもわからないアンバランスさも忍耐力を問われるポイント。いろいろ不安定なうえに、撮影時間も長く、現場ではスタッフや共演者と円滑にコミュニケーションを取る力も求められるとなると、根性なしでは到底続かないのだ。仮に新人時代にうまくやれたとしても、この仕事が性に合わなければ、どこかで糸が完全に切れてしまう。 もしデビュー後の動きがあまり良くなくても、現場一つ一つを丁寧にこなせば売れる可能性が十分に考えられるこの世界。「結果がすぐに出ないからやーめた!」ではなく、ここでガッツを見せられるかが重要となる。セクシー業界と言えど対人間の商売なので、頑張っている女優にはプロダクションも、現場の人間も「応援したいな」と思うものだ。 実際に、売れない女優から大人気スターに上り詰めるタイプは高確率で“根性マン”。ひと昔前の根性論ではないけれど、結局どの仕事も忍耐力とガッツがカギなのだろう。