【プレミアプレーオフ】横浜FMユース、愛媛U-18に逆転勝利!プレミア参入王手
12月6日、高円宮杯U-18サッカーリーグ2024プレミアリーグプレーオフ(参入戦)の1回戦が開催され、広島広域公園補助競技場での第2試合では愛媛FC U-18と横浜F・マリノスユースが対戦した。 【フォトギャラリー】愛媛FC U-18 vs 横浜F・マリノスユース プリンスリーグ関東1部で2位に入った横浜FMユースは序盤からボールを支配し、相手の守備ブロックを崩しにかかる。しかし、堅守速攻のスタイルで応戦する愛媛U-18の牙城を崩せない。4-4-2のラインを崩さず、堅実に守ってくる相手の外でボールを回す時間帯が続いた。守備で相手にリズムを作られると、速攻からゴール前を崩されるシーンが頻発。20分には右サイドを抜け出したFW青木壱清(2年)のクロスからMF田頭星梧(3年)が右足でゴールを狙われるなど、ヒヤリとするシーンが幾つもあった。 ペースを掴めなかった横浜FMは交代策で流れを変えにかかったが、後半開始早々の1分に均衡を破られる。右サイドを打開され、MF日野魁柊(3年)にゴールを許した。 追いかける展開となった横浜FMユースはここから底力を発揮する。ハーフタイム後に投入されたFW横山俊介(3年)が最前線でターゲット役として機能し、そこを起点にサイドから仕掛ける場面が増加。右サイドのMF関野愛紀(3年)らが良い形で運べるようになり、ゴール前にクロスが入るシーンが目立つようになった。 すると、58分にFKからスコアが動き、DF奥寺湊(2年)が頭で決めて同点に追い付く。主導権を握った横浜FMユースは一気に畳み掛け、サイドから横山に合わせる形で好機を創出。そして、迎えた70分だ。途中出場のMF上西遥喜(3年)が右からクロスを入れると、横山が頭で合わせる。見事に決まり、ついに逆転に成功して最終盤を迎えた。 相手に攻め込まれる時間帯が続いたものの、ゲームキャプテンを務めるボランチのMF德田佑真(3年)を中心に集中力を維持。このまま逃げ切った横浜FMユースが8日の2回戦(プレミアリーグ参入決定戦)に挑む権利を得た。 「この試合に勝った経験を生かし、次のガンバ大阪ユース戦にチームとしてぶつけていくしかない」とは冨樫剛一監督の言葉。1年でのプレミアリーグ復帰に王手をかけた横浜FMユースは、気を緩めずに最後の大一番に挑む。 (文・写真=松尾祐希)