6月に値上がりするものは…「米」消費者困惑…
もはや毎月恒例となってしまった「値上げ」のニュース。あす6月からは「加工食品」や「お菓子」などに影響が…。 帝国データバンクによりますと、6月に値上げを予定しているのは614品目で、全体の半分以上を占めるのが「加工食品」だといいます。 特に、不作が続く「海苔製品」の値上げが目立っていて、値上げの要因は猛暑などの異常気象による「原材料高騰」が最も多く、歴史的な「円安」の影響も広がっているということです。 「円安」の要因は全体のおよそ3割で、「人件費」とともに去年の同時期の3倍近くに増加しています。 「お菓子」や海苔などは円安の影響を受けやすい一方で、静岡県内では「猛暑」の影響を受けて価格に変化が出ている商品も…。 ヒバリヤ新鮮市場 高部店 静岡・清水区 静岡市内のスーパーを取材しました。 能地優アナウンサー 「6月からいろいろな商品が値上がりすると思うんですけど、どういった商品が値上がりするんでしょうか? ヒバリヤ山岸さん: 「6月から値上がりする商品としてはこちらお米となります。」 およそ40種類の米を取り扱っているこちらのスーパー。 野菜と同じように米も天候の影響を受けるため、去年の猛暑で不作となった影響がここにきて出てきているといいます。 「お菓子」といったメーカー品の値上げと違って、「米」に関しては店によって差がありますが、こちらのスーパーでは5月から仕入れ価格が上昇。 価格維持の企業努力に限界が見え、6月から一部商品の値上げを決めたそうです。 ヒバリヤ営業本部 執行役員 山岸達也部長: 「本当にぎりぎりで販売をしていたんですけれども、今回の値上げでそこがちょっと難しくなってしまった商品が2点ありまして、やはりそれを値上げするという状況になっています。」 値上げされる米は10キロで108円の値上げです。 スーパーによると、去年の猛暑による不作に加えて、米農家の減少で近年は供給量が減少し、需要と供給のバランスも崩れてきているといいます。