[台北/北京 ２６日 ロイター] - 台湾国防部（国防省）は２６日、中国軍が台湾周辺で再び「共同戦闘準備パトロール」を行ったと発表した。 現地時間午前７時（日本時間午前８時）から、Ｊ―１６戦闘機を含む２６機の中国軍機が台湾の北部、中部、南部で、軍艦との「共同戦闘準備パトロール」を実施しているのを確認したという。 中国国防省はコメント要請に応じていない。 国務院台湾事務弁公室の報道官は定例会見で、中国政府には国の領土保全を守る法的権利があると発言。 「国家法執行機関と司法機関は、法を試す頑固な台湾独立派がどこにいようと、最後まで追跡し、法律に従って厳しく処罰する」と述べ、先週公表した台湾独立派に関する指針を繰り返した。その上で、指針は大多数の台湾の人々にかかわるものはないとも述べた。 報道官は「国家は頑固な台湾独立派による分離独立の罪とそれを扇動した罪を法に基づいて処罰する」とし、これには確固たる法的根拠があると述べた。 ただ、中国の裁判所は台湾に管轄権を持たず、台湾でどのような判決を執行できるかは明らかではない。