公務員に冬のボーナス支給…警察官や先生の金額は 福井県内、杉本達治知事は320万円
福井県と県内17市町の公務員に12月10日、冬のボーナス(期末・勤勉手当)が支給された。管理職を除く県の一般行政職員(平均年齢40・5歳)の平均支給額は76万3千円で、前年同期比2万3千円減となった。12月定例県会に提案中の給与条例改正案が可決されれば、同3万6千円増の82万2千円となる。杉本達治知事も同9万4千円減の320万5千円だが、同様の条例改正で同額となる見通し。 福井県と県内9市の冬のボーナス額 条例改正案は県人事委員会の勧告に基づく。一般行政職員の平均支給額は、年間支給月数を現行の4・5カ月分から4・6カ月分に引き上げるのに伴い5万9千円増える。 一般行政職員以外では、警察官(平均年齢37・6歳)が前年同期比1万3千円減の79万1千円、教員(同42・3歳)は同2万7千円減の88万1千円だが、条例改正で増額の見通し。特別職は副知事251万4千円(同7万4千円減)、教育長219万4千円(同6万4千円減)、県会議長224万3千円(同6万6千円減)、県議192万3千円(同5万6千円減)で、いずれも条例改正で同額となる。 県内9市の管理職を除いた一般職員の平均支給額は、越前市、小浜市を除く7市で前年を上回った。福井市(41歳3カ月)がトップで78万円。前年を下回った越前市は12月定例市会に引き上げの条例改正案を提案している。小浜市は前年同期に比べ一般職員の平均年齢がやや下がったことなどが影響した。 市長の最高額は西行茂福井市長の251万8040円。杉本和範小浜市長は8月に就任したため、6割支給となった。