「モノレール平和神社」が登場 受験生応援 お守り、絵馬販売 福岡
北九州モノレールの平和通駅(北九州市小倉北区)の北口コンコースに27日、受験生を応援する「モノレール平和神社」が登場した。合格祈願のお守りや絵馬もあり、年末年始もなく勉強に励む学生らの心強い味方になりそうだ。 モノレールを運行している北九州高速鉄道(本社・小倉南区)が、2011年から受験シーズンに合わせて設置しており、今回で15回目となる。神社には、小倉南区の蒲生(かもう)八幡宮の境内で「学問の神様」としてまつられている幸彦社(さちひこしゃ)の祭神を期間限定で分祀(ぶんし)した。 販売している合格祈願セットは「救いの丘(企救丘駅)からモノレールに乗ったら、平和に通り(平和通駅)ます」とされた両駅間の硬券乗車券、「がんばれ受験生!平和に通りますように」と書かれた絵馬、「合格御守」などと刺しゅうされたお守りの3点セットで1000円(税込み)。限定100セットで平和通駅北口で販売している。絵馬は願い事を書けば、平和神社に奉納され、設置期間が過ぎた後は蒲生八幡宮に奉納される。 北九州高速鉄道の愛甲健史・営業課長は「沿線には学校も多く、普段(モノレールを)利用されている学生も大勢います。学生には万全の状態で試験に臨んでもらい、念願をかなえて春から楽しい生活を送ってほしい」と語った。母親と一緒に参拝していた小倉南区守恒の守恒小2年、田口桜花(おうか)さん(8)は「そろばん10級のテストに合格できるよう、お願いしました」と話していた。 平和神社は来年3月27日まで設置している。【反田昌平】